2023年が明けました!
皆さま、明けましておめでとうございます。本年もRiruruをよろしくお願いします。
そして、2023年は “跳ねて飛躍する” うさぎ年” です!
実は全国には様々な干支の動物を祀る神社があり、もちろん、うさぎを祀る神社もあります。
本殿の前に鎮座している狛犬は、狼だったり(秩父の三峰神社)、馬だったり(阿倍野神社・大阪)、鳥も魚も亀もいます(o^―^o)ニコ!
うさぎの神社で鎮座しているのは狛犬ならぬ狛うさぎ。
実はうさぎが神様のお使いとなっている神社は全国にたくさんあります。今回は、うさぎが祀られている神社とお寺を紹介したいと思います。
うさぎといえばまずは京都の岡崎神社!
京都は平安神宮のある岡崎地区にある東天王岡﨑神社は、うさぎが祀られていることで大変有名です。境内の至る所にうさぎが鎮座しています。
ご祭神は、素戔嗚尊(すさのおのみこと)、櫛稲田媛命(くしなだひめのみこと)とその御子・三女五男八柱神の三柱。
うさぎが神様となっていることのご利益は、何といっても子授け・安産と縁結びです。ご祭神二柱が三女五男ものたくさんの御子神をもうけられ、子宝に恵まれたことからも分かるように、子授け安産の神様です。
また、その当時は境内を始め地域一帯が野うさぎの生息地で、多産なうさぎは古くから氏神様の神使いと伝えられていました。治承二年には中宮も御産の際に安産の祈願をされました。安産の神としての信仰は厚く、腹帯を持ち込み祈願する慣わしもあります。
神代の昔、出雲の国簸ノ川で速素盞鳴尊が奇稲田姫命を救うために八俣大蛇(やまたのおろち)を退治して姫と結ばれた有名な故事にちなみ、縁結びの神としての厚い信仰もあります。
(狛うさぎ)
(子授けうさぎ)
(招きうさぎ)
<アクセス>
•・市バス 32番、203番、93番、204番「岡崎神社前」下車
•・市バス 5番「東天王町」下車 京阪 神宮丸太町駅下車 地下鉄東西線 蹴上駅下車
宇治神社
(うさぎの手水舎)
創建は明らかではありませんが、宇治橋の上流宇治川の右岸、この辺りは応神天皇の離宮(桐原日桁宮:きりはらひけたのみや)跡でもあり、皇子の菟道稚郎子命(うじのわきいらつこのみこと)の宮居の跡と伝えられており、菟道稚郎子命の死後にその神霊を祀ったのが、この神社の始まりとされています。ご祭神は祭神は菟道稚郎子命(うじのわきいらつこのみこと)。
宇治神社には「みかえり兎」のエピソードがあります。御祭神が、この地に住まいを定められて、河内の国より向かわれる途中、道に迷われ困っていた時に、一羽の兎が現れ、後からついて来られる御祭神を振り返り振り返り先導申し上げたという古伝により「みかえり兎」と言われ、その後、道徳に叶った正しい人生の道を歩むよう教え諭す神様のお使いとされるようになりました。
宇治神社にはパワースポットもあります!
本殿の右側にひっそりと木々に囲まれた、とある場所。そこは古の自然の力がおりなす特別な場所。それが宇治神社の”パワースポット”です。ここにもうさぎが隠れているとか。
おみくじを引いた後は、「うさぎさん巡り」にもチャレンジしてみましょう!
賽銭箱前のみかえり兎に願い事をし、うさぎ絵馬に願い事を書き、本殿のまわりを時計回りに3周巡ります。その間に3つのうさぎを見つけられたら、その願いは叶うと言われています。
3つのうさぎとは、ひとつは賽銭箱前のみかえり兎によく似たもの、後の2つはみかえり兎ではない普通のうさぎの置物なんだそう。
<アクセス>
•京阪宇治線 宇治駅 徒歩約5分
•JR奈良線 宇治駅 徒歩約10分
•京阪バス 京阪宇治停留所 徒歩約5分
•京滋バイパス 宇治東IC 車で約5分
宇治上神社
(CC: Saigen jiro)
宇治上神社は宇治神社の隣にある世界遺産としてしていされている神社。宇治神社とは二社一体とされていました。
(CC: Saigen jiro)
神社建築としては日本最古の平安時代後期に建てられた本殿があり、鎌倉時代に建てられた拝殿とともに国宝指定されています。また神社の後ろの木々の景観を含めた境内の地、建物全てが世界文化遺産に登録されているという格式高い神社です。
祭神は次の3柱。
左殿:菟道稚郎子命(うじのわきいらつこのみこと) 『日本書紀』では「菟道稚郎子」、『古事記』では「宇遅之和紀郎子」と表記される、応神天皇皇子。天皇に寵愛され皇太子に立てられたものの、異母兄の大鷦鷯尊(のちの仁徳天皇)に皇位を譲るべく自殺したという美談で知られる。
中殿:応神天皇 第15代天皇。菟道稚郎子命の父。
右殿:仁徳天皇 第16代天皇。菟道稚郎子命の異母兄。
(とっても可愛いうさぎのおみくじや縁結びのお守りも)
(出典:宇治上神社、宇治神社、三室戸寺。うさぎで縁を結ぶ京都3社寺巡り)
<アクセス>
京阪「宇治駅」から徒歩10分
JR「宇治駅」徒歩20分
東北の伊勢、熊野大社
最後にご紹介するのが、山形県にある熊野大社です。
熊野大社の本殿裏にはうさぎが三羽隠し彫りされているとか。いつ頃からか定かではありませんが、うさぎを三羽見つけた人が次々と大成功を収めたことや、恋や願い事が成就したことから、「願いが叶う」「しあわせになれる」と言い伝えられているそうなんです!
最後の三羽目は、人から聞いたり、場所を教えてしまうとご利益がなくなると言われてきたため、授与所で二羽目までの手引書がもらえます。分からなければ案内してもらえますよ!
熊野大社では、11月の満月の日(2018年は11月23日)に縁結び祈願祭「月結び」が行われます。
月に一度、満月の夜。月の光と三羽のうさぎが幸せへと導く縁結び祈願祭。ここでお願いすれば、きっと、あなたの想いも伝わるはず?!とってもロマンティックな月祭りですね!
特別なお守り、「たまゆら守り」
えんむすび祈願祭、月結び参列者限定のお守りです。新色のお守りをご用意されています。 「たまゆら」とは「魂を揺り起こす」という語源からきているとか。お守りもロマンテックですね~
おみくじはこちら ⇒
<アクセス>
JR奥羽本線 ▲ 赤湯駅…タクシー5分
東北自動車道 ▲ 福島飯坂インター…1時間10分 白石インター…1時間30分
磐越自動車道 ▲ 会津若松インター…2時間 中条インター…2時間
山形自動車道 ▲ 山形蔵王インター…40分
まとめ
今回は2023年の干支のうさぎが祀られている神社をご紹介しました。調べてみると、これらの神社以外にも、うさぎが神様のお使いとして祀られている神社は全国に沢山あります。
日本神話に出てくる大国主命(おおくにぬしのみこと)を助けた因幡の白うさぎの例にもあるように、うさぎは人と深く関わりのある動物であると言えるでしょう。また、その愛くるしい見た目は女性にも大人気、近年はペットとしてのうさぎも人気があります。
大国主命が祀られている出雲大社にも沢山のうさぎが登場します。
また、うさぎがくれるご利益は、何といっても「安産・子授け・縁結び」!子供が欲しいカップルや女性には力強い味方です。
私が住む関西からは遠いですが、山形県も熊野大社の “月結び祭り”もとてもロマンティック。一度訪れてみたいですよね。
2023年の初詣は、ぜひ、可愛らしさ満開のうさぎさん達に会いに、神社を訪れてみるのはいかがでしょうか?