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           CC:  Keith Lu

皆さんはおみくじを引いたことがありますか?特に、初詣に神社仏閣へ行くと

多くの人がおみくじを引いています。初詣で引くおみくじは、来たる一年の行方を

占う “運試し” 的な要素も大きいからです。

でも、おみくじには色々な種類がありますが、実際に何種類ぐらいあるのか

ご存知でしょうか?また、それらの割合はどのくらいなのかもちょっと

気になるところですよね。

おみくじに書かれていることの意味もご存じの方も少ないのでは?と思います。

それで、おみくじのことを調べてみたので、ぜひ参考にして頂ければと思います。

おみくじの成り立ち

おみくじが始まったのは古く、仏教・易経・道教・密教などが日本に

入って来た頃と同じ

頃とされています。平安時代には、天台宗の元三(がんざん)大師が

仏教みくじを書きあげ、人々の相談事を合理化したとされ、この頃より

おみくじが定着していったようです。おみくじって聞くとほとんどの方が

占いと解釈しますよね!ですが、もともとは神仏からの参拝者へのメッセージ

として扱われていました。おみくじは現在の事を占っているのではなく、

未来のことが記載されています。つまり、おみくじの内容には未来のことが書かれて

いるので、それに向けてこころのあり方や考え方などを見直し修正していく

きっかけにするためにおみくじはあるのです。神社本庁の解説にも、おみくじは

「単に吉凶判断」を目的として引くのではなく、その内容を今後の生活指針

としていくことが何より大切なことだいえます」とも記載されています。

実際、おみくじって何種類あるの?

昔、おみくじには本来「吉」と「凶」しかありませんでしたが、これだと「良い」か

「悪い」だけなので、より多くの人が悩む事項をまとめた現在の形に落ち着いたようです。

また、おもくじの種類と数は神社やお寺によっても変わってきます。一般的には

七段階と十二段階に分かれたものがメジャーです。

【7段階のおみくじの順番】
大吉・吉・中吉・小吉・末吉・凶・大凶 (運勢が良い方から)
【12段階のおみくじの順番】
大吉・中吉・小吉・吉・半吉・末吉・末小吉・凶・小凶・半凶・末凶・大凶 (運勢が良い方から)

ただ、吉の位置が異なることや、吉を小吉と末吉の間にある神社もあるので、

気になる場合は問い合わせてみるのがいいかもしれません。

                         (Flicker)

おみくじの番号に意味はあるの?

では、おみくじの番号には意味があるのでしょうか?

実は、おみくじの番号は単なる通し番号なのです。おみくじの番号は神社に

よって異なります。多いところでは1番~100番までの100本ありますが、

その他には1番~50番の50本、1番~30番までの30本と違いがあります。

例えば成田山新勝寺は通し番号100番まで。鶴岡八幡宮は50番、大阪の

住吉大社は32番、京都の伏見稲荷大社は16番までしかありません。

一番気になる!運勢の割合とは?

一般的なおみくじの割合は、
大吉:29%
中吉:16%
小吉:15%
吉:18%
末吉:21%
凶 :7%

と言われています。思ったより“大吉”の割合が多いことに驚かれた人も

多いのではないでしょうか?しかし、これも神社によって出る運勢の割合も違います。

ちなみに、東京浅草の浅草寺は、
大吉17%
吉35%
半吉5%
小吉4%
末小吉3%
末吉6%
凶30%
となっているので、だいぶ違いますよね?こちらは“凶”が3割も入っているので

高い割合です。

まとめ 

ざっとおみくじの成り立ちから運勢の種類まで見てきました。

冒頭にも書きましたが、おみくじは今後の未来に向けてのことが書かれているもので、

あくまで生活の指針とするべきもの。大吉が出ても、それは現在の運の

ピークなのであとは下降するしかなく、逆に“凶”が出たとしてもこれからの

行いを悔い改めれば運は上を向いて行くとの見方もよく聞きます。

おみくじが当たったと思う人とそうでない人の割合は殆ど五分五分です。その違いは、

“当たらない”という人はそもそもおみくじは当たらないと思っている人が多く、

逆に当たったと思う人は結果を常に覚えていたり、おみくじの結果を見て

さらに努力をして結果を反映できる人達かもしれません。

おもくじは一種の運試しでもありますが、当たるも八卦、当たらぬも八卦で

おみくじも使いながら気軽に運勢を上げていきたいですよね!