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(CC: 江戸村 とくぞう)

東京で一番名の知られた神社…そう聞いたら、皆さんはどこを思い浮かべるでしょうか?

世界に名だたる大都会である東京都、ここで一番有名な神社は何といっても “明治神宮” ではないでしょうか?明治神宮は2020年に創建100年となる比較的新しい神社ですが、明治天皇が祀られていることと、都心の中心部にあるのでアクセスがよく、初詣の参拝客は約300万人にもなる人々から大変愛されている神社です。また、東京在住の方々だけでなく、全国から東京を訪れる旅行者や外国人観光客からも大人気です。
ただ、私のように、都外在住者は明治神宮の名前は知っているけれどその他のことはよく知らない…という方もい多いはず。そこで、師走も押し迫った今回は、現在パワースポットとしても注目を浴びている明治神宮をご紹介したいと思います。

まず、簡単に、明治神宮の歴史から

明治神宮の敷地は22万坪(約73ヘクタール)にも及びます。ここはもともとは肥後藩主・加藤家の別邸であり、寛永17年(1640年)より彦根藩藩主・井伊家の下屋敷となっていたもので、この土地が1874年(明治7年)、井伊家から政府に買い上げられました。明治天皇が1912年(明治45年)に崩御されると、何らかの記念を行うための行事が計画されました。明治天皇は京都の伏見山陵に葬られましたが、東京に神宮を建設したいとの運動が、天皇を崇敬する東京都民から起こったのです。それを受けて、1915年(大正4年)5月1日、官幣大社明治神宮を創建することが発表されました。また、もともとは荒地だった代々木の地を造営するために、全国から11,129人もの国民が労力奉仕に自発的に参加したのです。

                                 (明治天皇 Public Domain)

明治神宮の境内はどうなっているの?

明治神宮は内苑と外苑に分かれており、内苑には日本各地や朝鮮半島・台湾からの献木365種約12万本が計画的に植えられました。当初は計画的に植えられた人工林が自然林化したものとして注目されています。明治神宮には何を植えたら立派に育つのか、100年後にはどのような自然林の形にしたいのかを当時の植物学者たちが懸命に考え、関東の地質に合った椎・樫などの照葉樹を植えることに決定したのです。
現在は、都心部の貴重な緑地として親しまれているだけでなく、通常都心では見られないような生物が生息し続けており、動物学・昆虫学的にも非常に貴重な場所となっています。上空から見るとその面積の大きさに驚かされますね!

     (国土交通省)

それで、気になる明治神宮のパワースポットとご利益とは?!

明治神宮ホームページ

明治神宮のご祭神は、言わずと知れた明治天皇と昭憲皇太后です。ご利益は、家内安全・厄祓い・合格祈願・商売繁昌。                                  明治神宮の敷地は大変広く、入り口がいくつかあります。最もスタンダードな行き方としては、JR原宿駅から向かい、大鳥居から入るルートです。ここは、良縁アップに最も適したルートと言われています。南参道をまっすぐ進んで行くと左手に大鳥居が見えます。

・大鳥居
   (CC: Fanghong)                                  この鳥居は木造の明神鳥居としては日本最大とのこと。大きさは14メートルで、ビルの4階建ての高さに匹敵するとか!まずは、第一のパワースポットです。鳥居をくぐる時は正中(真ん中)は避けて、端を歩きましょう。くぐる前には一礼を。
          (CC: Criteriaire)
歩くと清々しい気持ちにさせてくれる参道です。
          (CC: Mamusi Taka)
境内の中にはいくつかの鳥居があります。それぞれすべて趣が違うので、観察してみるのもお薦めです!

(CC:  DSC09498)

(ブルゴーニュワインの樽) 南参道の途中に酒樽とともに、ズラリと並ぶワインの樽。明治天皇はとてもワイン好きだったそう。これらのワイン樽は、日本各地の蔵元やフランス・ブルゴーニュ地方から奉納されたもの。

・拝殿・夫婦楠
参道をそのまま進むと曲がり角付近に三の鳥居があり、そこからは神聖な社殿域になります。社殿左手前には有名な「夫婦楠」があり、こちらは夫婦円満・家内安全を象徴するパワーツリー。恋人・夫婦の縁を深めたい人や、結婚につながる良縁が欲しい人は、拝殿で参拝をした後、夫婦楠の前から拝殿に向かって参拝をするのが効果的とのことです!
 (CC: Ocdp)
(社殿 CC: Mamusi Taka)

・宝物殿 、亀石
南入口から見て北入口の方向には宝物殿と至誠館があります。現在は工事中で、2019年秋に開館予定ですが、その前には広大な芝の広場が広がっています。ここはスピリチュアル女子大生CHIEさんもおススメの都内屈指のパワースポットだそうです。大鳥居からは1.5㎞の距離があるそうですが、せっかく訪れるならぜひここも見ていきたいですよね!そして、この芝生広場の北池手前ににあるのが「亀石」。亀に似た石で、パワーが宿るとされています。
              明治神宮 (トリップアドバイザー提供)

・明治御苑の中にある花菖蒲と清正井
本殿の南側に位置するところに明治御苑があります。こちらは維持費として入園に¥500がかかりますが、こちらもパワースポットとして有名です。
ホームページでも紹介されている、有名な花菖蒲。特に6月の花菖蒲が咲く時期は、花菖蒲が持つ「新しい道を切り拓くエネルギー」が加わり特に強いパワーを得られます。自分の路を切り開くためのインスピレーションが得られる、浄化系のパワースポット。
                (CC: Rs1421)

(CC: Criteriaire)
こちらは2009年に手相占いで有名な島田秀平さんが紹介したことで大ブレイクした清正井(きよまさのいど)です。この井戸の名前は秀吉に仕えた清正が井戸を掘ったら水が湧き出てきたことによるものですが、なんと400年もの間かれたことがないとのこと!島田秀平さんご自身がここに通うなってからどんどんお仕事が入ってくるようになったとか。そして、周りの人にも薦めたところ、嬉しいニュースが立て続けに入るようになったことで有名になりました。
ただ、清正井は、陰陽がはっきり出る「陰呼」という作りで、また、ブームになったことで大勢の人が押し寄せて、人の気や邪念が溜まりやすくなっていますので、陰の気が満ちる夕方以降や、雨の日に行くと、悪い気をもらいやすく、注意が必要です。また、清正井だけでなく、きちんと本殿にも参拝するのが大基本です!

明治神宮には入り口が沢山あります

明治神宮は大変広い神社です。入り口がいくつかあり、それぞれがの入り口から一番近い電車の路線も違っています。ただ、駅からのアクセスはどこからも近いです.

交通
・原宿口<南口>
JR山手線「原宿」駅
東京メトロ千代田線・ 副都心線「明治神宮前<原宿>」駅

・代々木口<北口>
JR山手線「代々木」駅
都営地下鉄大江戸線「代々木」駅
東京メトロ副都心線「北参道」駅

・参宮橋口<西口>
小田急線「参宮橋」駅

まとめ

さて、今回は東京で一番有名?!とされる神社、明治神宮をご紹介しました。例えば私が住む関西からでも、新幹線で品川か東京駅まで出て、そこからJR山手線で原宿や代々木、または地下鉄でも行くことが出来ます。アクセスしやすいのはとても大きな利点です。また、JR原宿や代々木からですと、竹下通りや代々木公園などの観光スポットにも立ち寄りやすいですよね。私も、東京へ行く際には明治神宮に参拝し、その大きなパワーを頂きたいと思います。皆さんも、東京観光の際にはぜひ明治神宮へお参りくださいね!