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このところのパワースポットブームで全国の寺社仏閣で参拝客が

増えていますが、お参りに行かれた際に、おみくじを引かれる方も

多いと思います。悩みを抱えてお参りに行く人も多いもの。

女子なら尚更ですよね。おみくじは占いの一種、単なる占いなら

当たるも八卦、当たらぬも八卦と信じない人も多いかも

しれませんが、実はおみくじはれっきとした神様からのメッセー

ジなのです!そして、おみくじを今後の人生の指針として

上手く活用することもできます。では、おみくじを上手く

活かせるコツは一体何なのでしょうか?今回はその謎を少し

探ってみましょう!


まず、おみくじの引き方とは

神社や寺は全国にたくさんあり、一体どこにお参りしたらいいん

だろう?と思う方もいるかもしれませんよね。基本的には、

ご自分が心地よい、と感じたり行ってみたいと感じる神社や

お寺で頂くのがよいでしょう。ご自身の氏神さまであっても、

有名な神社であっても構いません。もし、自分に何か具体的な

悩みがあるのなら、そのご利益を授けて下さる所にお参りするのも

手です。何より、「調べる」ことが一番大切でしょう。

「ここの神様のメッセージが頂きたい!」と、感性のアンテナを

張って、ピン!と来たところが一番いいのです。インターネットで

検索して探すのもアリですよ。

お寺と神社のおみくじってどう違うの?

日本では、神様をお祀りしているのが神社、仏様をお祀りしている

のがお寺ですが、おみくじも神社とお寺では違うことが

多いようです。おみくじは基本的に神様(仏様)からのお告げで

あり、種類は次の3つに分けられます。

① 漢詩によるもの
② 和歌によるもの
③ それ以外のもの(この頃は英語のおみくじもあります)

① 漢詩によるおみくじですが、もともとお寺は仏さまを祀る場所で

あり、仏教の経典は漢字で書かれていたのでお寺のおみくじも漢字で

書かれるようになったとのこと。漢詩の部分は神様からのメッセージ、

あとは総合的な運勢と、「願い」、「転居」、「縁談」などの個別の

項目が書かれています。

② 対して、和歌によるおみくじですが、こちらは主に神社で頂ける

おみくじで、和歌によるものが多くなっています。おみくじに

用いられる和歌は、その神社に関わりのある和歌や、勅撰和歌集

(天皇の命令で作られた和歌集)などに載る、古くて有名な和歌、

もしくはおみくじ専用に作られた和歌です。

こちらも上部に総合運勢、下に吉凶と個別の項目に対してのアドバイス

が書かれているパターンが多くなっています。

③ 漢詩や和歌のおみくじ以外のパターンとしては、古典の名言や

ことわざなどを示したもの、水に濡らすと文字が浮かび上がる水占い

や、英語のおみくじなどもあります(私も一度英語のおみくじを引きま

した。外国人向けですね~)

では、おみくじを引いてみましょう!

おみくじは必ず参拝の後に引きましょう。本来の参拝の目的は神様に

祈りを捧げに行くことで、おみくじを引くことではありません。

参拝した後で、神様に礼儀正しく話しかけ、心を込めて引きましょう。

では、おみくじを引くときはどんなふうに引けばいいでしょうか?

今の自分の状況、これからの課題、悩んでいることなど、出来るだけ

具体的な形で心に思い浮かべるとよいでしょう。尋ねたいことが

具体的であればあるほど、おみくじのメッセージを読み解くことが

はっきりしてきます。例えば、「今、転職したのですが上手くいきます

か?」や「受験に合格するためにはどうすればよいですか?」など、

質問を絞り込めばそれに応える神様のアドバイスも具体的に読み解ける

ようになります。

おみくじで一番大切なのは?

では、神様のメッセージとはどこに書かれているのでしょうか?

先ほどお伝えした通り、神様のメッセージは和歌で、仏様のメッセージ

は漢字で伝えられることが多いのでした。まず、おみくじを引いた時

は、「神様、仏さまのことば」と思われる文章や総合的な運勢が

書かれているところを見て下さい。おみくじに書かれている文章を

ゆっくりと声に出して読み、それが自分にどうあてはまるのか考えてみ

ることで、お告げの言葉が自分のものとして受け止められるように

なるでしょう。

項目は自分が知りたいところを中心に

おみくじには総合運の他に、「学問」「旅立」「健康」「恋愛」など、

個別の項目がありますよね?各項目で必要なことは、引く前に自分が

何を祈り、何を尋ねたいかをはっきりさせることです。例えば受験の

ことを知りたかったら「学問」の項目を、結婚の良縁を願うなら、

「恋愛」や「縁談」を確認して下さい。

これらの項目はすべて個人に当てはまるものではなく、おみくじで

よくある願いごとをあらかじめピックアップして、引いた人が理解

しやすいようにまとめられたものなのです。

京都でよく当たると評判のおみくじは?

京都でよく当たると評判のおみくじと神社・お寺を紹介します。どちらも有名ですが、

・六波羅蜜寺
・地主神社
・八坂神社
この3つのおみくじは当たると有名です。特に、六波羅蜜寺のおみくじ

は、どちらかと言えば占い的要素が強いもので、生年月日を元に

四柱推命を取り入れたもので、おみくじの有効期間も2月4日から翌年の

2月3日までの一年間です(これも珍しいですよね)。六波羅蜜寺の

おみくじは郵送もしてもらえるので、その人気ぶりが伺えます。

(六波羅蜜寺 開運みくじ) ぜひ試してみてください!

http://rokuhara.or.jp/omikuji/

地主神社は縁結びで有名な神様で、ここのおみくじは日本一引かれてい

るとか。八坂神社も祇園にある有名な神社ですね!

まとめ

さて、今回はおみくじの引き方、またおみくじに書かれてあることの

読み取り方についてご紹介してきました。私自身も確かに今までは、

おみくじに書かれていることについてあまり深く考えたことがなく、

吉凶を見てその他はきちんと読まないことも多かったかと思います。

でも、もしおみくじが神様からのメッセージであり、今後の生活の

指針となるのなら、活かさないともったいない!と思い、一か月に

一度はおみくじを読み直してメッセージを心に留めるよう心がけて

います。次におみくじを引くときは、そんな考えを持ちながら引くと、

自分の願いや問題に対する神様のメッセージがもっと明確に読み取れる

かもしれません。ぜひ、実践してみて下さい!