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cegoh / Pixabay

2023年、明けましておめでとうございます。

昨今は、スピリチュアルブーム。

全国各地の様々な神社や仏閣への参拝が注目され、テレビなどで特集も組まれることもしばしばですが、なぜこんなに寺社仏閣への参拝に注目が集まるようになったのでしょうか?

パワースポットと呼ばれる寺社仏閣への参拝が脚光を浴びる理由には様々なものがありますが、そのうちの一つに「世の中の経営者や成功者の方は神社に足繁く通う」という事実があります。

私も以前の記事で、有名人のお気に入りの神社を紹介しました  ⇒ 「成功する人は神社に通う?! 著名人が愛した神社とは」

そんな有名人の方たちも、神社参拝はご利益が目的なのでしょうか??

そこで、この記事では成功者と呼ばれる人たちがなぜ神社に通うのか、また、参拝方法には何か特別なものがあるのかなどを、ご紹介したいと思います。

成功している人は頻繁に神社に通う

経営者など、成功していると言われている人たちには信心深い人が多いことはよく知られています。「成功している人はなぜ神社に行くのか?」
(八木龍平著)にも紹介されていますが、戦国時代の武将から政治家、現代の経営者まで大変幅広く神社信仰が浸透しています。

例えば政治家の一例として麻生太郎氏を挙げましょう。麻生氏は2008年8月9日に北海道小樽市の竜宮神社を参拝しました。この龍宮神社は幕末・明治時代に活躍した榎本武揚が建てた神社です。榎本武揚は旧江戸幕府の海軍指揮者として明治政府と戦いました。

かたや麻生氏は明治政府の中心人物大久保利通の子孫です。歴史を遡ればお互いに敵同士だったわけです。しかし、龍宮神社の参拝から一か月後、麻生太郎氏は次の自民党総裁に選ばれたのです。かつては敵同士だった相手に祈りを捧げた後、麻生氏は総理大臣となりました。

他に有名な例として武田信玄は信州の諏訪大社を熱心に信仰していましたし、経営の神様である松下幸之助さんも京都の石清水八幡宮では氏子総代を務めるほど熱心に信仰していました。こうやって見ると、いかに沢山の成功者が神社を大切にしてきたかがよく分かります。

経営者・成功している人のお参りの仕方

私たちは「苦しい時の神頼み!」と言わんばかりに神社にお参りします。
神様を頼ったり、占いを信じるのは経営者も同じようですが、経営者の参拝は一般の人とは意図が違うかもしれません。

成功者は神社へ参拝に行くとき、もちろんお願いはするのですが、感謝の気持ちを捧げます。それを日常的なものとして実行しているのです。つまり、彼らは“神社はお願いごとをする場所ではなく、お礼と感謝の気持ちを述べに行くところ”だということをよく理解しているのです。

「お願いしっぱなしではなく、頼み事をすることと感謝することが対になっている」ということがポイントなのです。

神社のお参り回数と幸福度の関係

前述の『成功している人は、なぜ神社に行くのか?』(八木龍平著)の
中に、面白いデータが紹介されていました。八木龍平さんは、「リュウ博士」として人気のブロガーであり、科学者でもあり、さらに霊能力者でもあります。

リュウ博士は楽天リサーチに依頼をして、統計学の角度から「神社とお金と幸せ」を調べてみました。その結果は・・・

「神社への1年間の参拝数」
「年収」
「幸福度」

にどのような相関関係があるのかアンケート調査を行ったのです。対象者は40代の400名。男性・女性がそれぞれ200名ずつの下記の4つの年収層を調査しました。年収層は以下の通り:

・500万円未満
・500万円~1000万円未満
・1000万円~1500万円未満
・1500万円以上

調査によると、
●年2回の神社参拝も、年3~6回の神社参拝の人と幸福度は同じ。
●参拝回数がゼロの人たちの幸福度はいちばん低かった。

調査結論は、「年2回は神社に参拝しておけば、年収1000万円以上~1500万円未満の人程度には幸福になれる!」だったとのこと。
でも、年収1500万円以上がいちばん幸福度が高いけれど、神社に参拝しないお金持ちは、あまり幸せそうじやないという結果に。

また、神社に年2~3回参拝する年収500円未満の人のほうが、参拝しない
1500万円以上の人よりも幸福だそうです。
そして、参拝回数がゼロの人たちは、どの年収別で見ても、参拝している
人たちに比べて、あきらかに幸福度が低いという結果になりました。

ただ、注意したいのは、年収と違うのは、回数を行けば行くほどよいわけでもない点です。年間7回以上参拝する人たちの幸福度は、むしろ低下するようです。

どんな神社に参拝すればいいのか?

神社に行き続けていると、自分にとって深いご縁を感じる神社や神様が
現れてくるものです。成功者と呼ばれる人の多くは「マイ神社」があります。

お気に入りの神社があればそこでも構わないのですが、マイ神社の候補の一つに自分の「産土神(産土神)」が挙げられます。産土神は、母親が自分を生んだ当時に住んでいた土地の神様のこと。

生まれ育った土地の波動は自分に大きな影響を与えます。子どものころから馴染みのある神社・神様に、そのままマイ神社、マイ神さまになって頂くというのはごく自然なことではないでしょうか?

まとめ

ここまで神社と成功者についての関係について簡単に述べてきました。成功者と呼ばれる人たちが、神社を大切に扱い、また篤く信仰して頻繁にお参りに行くことは確かなようです。言総理大臣の安倍首相にもマイ神社はあります。

成功者たちは神社に参拝することで静かな時間を持ち、自分自身と向き合ってきました。また、そのお参り方法は、単に自分の願いだけを叶えてもらうためではなく、社会に貢献できるようになること、そして日頃の感謝の意を捧げることだということも分かりました。そのような気持ちで頻繁に神社に参拝することで、神社の神様と強固な信頼関係を築いてきたのだと言えるでしょう。

一足飛びに成功者と呼ばれる人たちのようになることは難しいですが、私たちもこの神社の不思議なパワーを信じ、神様の力を借りて自分自身を成長させていくことは出来るはずです。年に3回神社へお参りに行くことはそう難しいことではないので、神様と繋がるためにもぜひ神社へお参りに行きましょう!