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「九州で行きたい神社ってどこかな?」

こんな質問をしてみると、に多くの人が行きたいと答えるのが「宇佐神宮」です。ちなみに北九州でおそらく一番有名なのは福岡にある太宰府天満宮でしょう。でも、宇佐神宮も ” 行きたい神社 ”に必ず入っているのです!宇佐神宮は、大分県宇佐市にある、豊前のの国の一之宮神社。赤い社殿が景色に映える大変美しい神社です。

私も知りませんでしたが、実は宇佐神宮はとても人気のある神社で、パワースポットとしても知られています。また、神社から車で50分ほどの所には温泉で有名な湯布院や別府温泉もあるので、お参りとセットでの女子旅にもピッタリ。今回は、そんな素敵な宇佐婚宮をご紹介したいと思います!

まずは簡単に成り立ちから

全国に約44,000社ある八幡宮の総本社です。実は、日本で一番多い神社は八幡神社!石清水八幡宮(京都)・筥崎宮(または鶴岡八幡宮、神奈川)とともに日本三大八幡宮の一つに数えられています。古くは八幡宇佐宮または八幡大菩薩宇佐宮などと呼ばれました。年間150万人の方がお参りされるとか。
宇佐神宮は、571年(欽明天皇の時代)に応神天皇のご神霊である八幡大神が初めて宇佐の地にご示顕になったと言われています。応神天皇は大陸の文化と産業を輸入し、新しい国づくりをされた方です。725年(神亀2年)、現在の地に御殿を造立し、八幡神をお祀りされました。これが宇佐神宮の創建です。

宇佐神宮のご祭神
(出典:宇佐神宮ホームページ)

宇佐神宮には一之神殿、二之神殿、三之神殿と三つの社殿があり、それぞれにご祭神がいらっしゃいます。

参拝の作法
神社参拝のルールですが、宇佐神宮の参拝方法は一般的なものと少し違います。
一般的には「二拝二拍手一拝」が作法となっていますが、宇佐神宮の参拝は

【宇佐神宮の参拝の作法】
・ 宇佐神宮は4回手を打つ二拝四拍手一拝。
・ また、片参りにならないように必ず上宮、下宮をお参りしましょう。左の一之御殿、   中央の二之御殿、 右の三之御殿の順番で。

見どころ

まずは鳥居をくぐって本殿へ向かいます。

宇佐神宮の本殿は国宝指定されていて、朱塗りが大変美しく堂々とした造りです。荘厳な雰囲気が漂いあり、参拝するだけで背筋が伸びるよう。一之御殿には八幡大神、二之御殿には比売大神、三之御殿には神功皇后がそれぞれ祀られています。一之御殿から参拝していくのが正しい参拝方法なので、順番にお参りしていきましょう。

(まずは一之宮(上宮)から)
(出典:JAおおいた)

(次に下宮へ。こちらは下宮への参道)
(CC:  Ja:user:Sanjyo)

下宮も忘れずに!
(CC:  Ja:user:Sanjyo)

(10年に一度しか開かれない、西参道にある呉橋。屋根がついている神橋です。県指定重要文化財に指定されているので、渡れないときでもその美しさは充分に楽しめます。期間限定なので、渡れたらラッキー!)
(CC:  Ja:user:Sanjyo)

その他のパワースポットとご利益

宇佐神宮ではさまざまなご利益を授かるとされます。
まず、一之御殿では勝負運や商談を制するなど特に仕事面や金運などの勝利の神として定評があります。
二之御殿・三之御殿は、縁結びや安産、子育てどに効果が現れるといわれています。二之御殿の比売大神は宗像大社(むなかたたいしゃ)の三女神のことで、女性の守護神とされています。三之御殿の神功皇后は安産、子宝のご利益で知られています。

1周してから触れてお祈りを「大楠の木」
(CC: z tanuki)
樹齢約800年といわれる「御神木」である大楠。この御神木の周りを1周してから木に触れつつお願い事をすると御神徳がいただけると言われています。本殿の前にあるので、ぜひ試してみましょう!

夫婦石
(出典:トリップアドバイザー)
こちらも有名です。縁結び・夫婦円満にご利益があるとされる「夫婦石」。夫婦石とは、写真の中央にある同じくらいの大きさの三角形の石の事を指します。カップルや夫婦は手をつないで左右の石を一緒に踏むことで、独身の方は両足で2つの石を踏むと良縁が訪れると言われています。縁結びのご利益を授かりたい方はぜひ試してみて下さい!

宇佐神宮には沢山のハート型のモチーフがあります。石段の中の石だったり、社殿の屋根の飾りの中にあったり。それも楽しみの一つとしてぜひ探してみて下さいね。

まとめ

今回は北九州で一、二を争う人気のパワースポットである宇佐神宮をご紹介してきました。宇佐神宮は北九州にあるので、福岡からも行きやすいロケーションにあります。また神社から車で40~50分ほどの湯布院温泉は九州旅行のツアーには必ず入っているほどの名所。
どのような年齢の方達でも楽しめる旅にはなりますが、縁結びのご利益もあり、ぜひ、女性の方達にこの
美しい赤い神社を訪れて頂きたいと思います。

<アクセス>
・バス
宇佐駅(JR九州日豊本線)から、大交北部バスで「宇佐八幡」バス停下車 (乗車時間約10分)
・車
宇佐別府道路 宇佐ICから、国道10号経由で約15分