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RonBerg / Pixabay

あなたが神社にお参りに行く理由は何ですか?

人は様々な思いを抱えながら寺社仏閣へお参りに行きます。人生には沢山のテーマがあり、人々のお願いも多岐に渡りますが、その中でも女性に関心が高いのは ”縁結び” 。もちろん、昔よりも恋愛や結婚に関心がない女性も増えているのかもしれませんが、昨今の「婚活」ブームからもいまだ “結婚・恋愛” が女性の大きな関心事であることに変わりないのではないしょうか?

そこで、多くの女性にとっての関心事である「縁結び」にご利益のある神社を調べてみました。東京には縁結びで名高い神様は沢山いらっしゃいますが、今回は “東京大神宮”をご紹介します!

女性に大人気!!即効性もある縁結びで定評のある東京大神宮

東京大神宮は縁結びを求める女性に大・大・大人気の神社です!2008年ごろに様々な雑誌でパワースポットとして取り上げられ、「婚活」という言葉が流行りになった時にはほとんどすべての在京テレビ局で取り上げられて有名になりました。女優の宮崎あおいさんが番組中にここに参拝し、後に東京大神宮で挙式されたことを受けて参拝者が増加したようです(宮崎あおいさんはその後離婚しましたが、再婚して今は一時の母ですね)。

神社で結婚式を挙げる芸能人の方も昨今は増えてきました。参拝に行った時に実際に結婚式を挙げている方を見ると、ご利益があるのかな!と思っちゃいますよね。縁結びのご利益を謳う神社h数多くありますが、その中でも東京大神宮は縁結びのご利益に特化した神社だと言えるでしょう。でも、そもそも東京大神宮って、どんな神社なのでしょうか?また、どうして縁結びで有名な神様になったのでしょうか?

東京大神宮の御由緒

では、東京大神宮の成り立ちを少し見てみましょう。
東京大神宮は、1880年(明治13年)4月17日、有楽町の大隈重信邸跡に落成した皇大神宮遙拝殿が起源となっています。その当時、一般には「日比谷大神宮」もしくは「日比谷皇大神宮」と呼ばれていました。その後も何度か呼び名は変わったようです。 1923年(大正12年)9月1日の関東大震災では被災し、1928年(昭和3年)に現在地に移転して飯田橋大神宮と呼ばれましたが、太平洋戦争終結後の1946年(昭和21年)1月、宗教法人東京大神宮に改称し、現在に至っています。
1900年(明治33年)5月10日に明治天皇皇太子(のちの大正天皇)の結婚式が宮中三殿で行われました。これを記念に神前式結婚式を創始され、現在に伝わる神前結婚式となったのです。つまり、現代一般的に行われている神前式の発祥の地!ということなんですね♡ ちなみに、大正元年に発表された夏目漱石の有名な小説『行人』にも、日比谷大神宮(現在の東京大神宮)における結婚式の様子が克明に描かれています。
(CC: Dnderot)

東京大神宮のご祭神

もともとは伊勢神宮の御遥拝所であった東京大神宮。ご祭神は伊勢神宮の内宮のご祭神である天照大御神(あまてらすおおみかみ)、下宮のご祭神である豊受大神(とようけのおおかみ)を主祭神としています。【造化の三神(ぞうかのさんしん)】として、天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)、高御産巣日神(たかみむすびのかみ)、神産巣日神(かみむすびのかみ)と天照皇大神に仕え、その御心を人々に伝えた天照皇大神の御杖代(みつえしろ)として倭比賣命(やまとひめのみこと)が御配神として祀られています。

東京大神宮は「東京のお伊勢さま」と称され親しまれていますが、これは、伊勢神宮(内宮と外宮)の御祭神である天照皇大神と豊受大神、さらに倭比賣命を奉斎していることによります。また、結びの働きを司る造化の三神があわせ祀られていることから、縁結びに御利益があるとして良縁を願う人たちのご参拝も年々多くなっていますが、その御神徳は家内安全・商売繁昌・厄除開運・交通安全・学業成就なども含まれています。

(CC: Lambroso)

東京大神宮の試み 豊富なお守りとおみくじで女性の心を鷲掴み!

東京大神宮の特色と言えば、縁結びを応援するためのお守りとおみくじの種類の多さです。縁結びがテーマとなったお守りだけでも15種類前後あります!(HPに紹介されているものを数えました)。もちろん、縁結び以外のお守りも豊富にあります。また恋おみくじは4~5種類ほど。英語のおみくじもあります。                               東京大神宮では鈴蘭の花をモチーフにしたお守りが多く、それも4種類ほどあります。主なものを順にご紹介していきますね。

・お守り

鈴蘭ビーズ守(600円)               こちらは一番人気の縁結び鈴蘭守(700円)

こちらは鈴蘭根付守(600円)               結び札恋愛成就(700円)

ザッと見ただけでも分かるように、ここのご紹介しただけでも鈴蘭モチーフのお守りは3種類、全部で5種類あるようです。一番人気は縁結び鈴蘭守で、抜群の人気を誇るとか。それぞれの鈴蘭には音色の違う鈴が入っていて、響きあって自分と相手の心が一つになれますようにとの願いが込められています。縁結びが叶ったとの口コミも多いお守りです。

結び札恋愛成就は願い事が実を結ぶように「結び札」と名付けられた木札。中央から二つに分けることが出来ます。一片は自分の名前を書いて神社に納め、もう一片は祈願の証、もしくはお守りとして持ち歩きます。

 

 

こちらは縁結び絵馬(500円)

こちらは願い文(500円)

願い文は日々の想いや神様への感謝の気持ちを綴り、それが叶うように紐で結んで封をしてお出しすると神前に捧げて頂けます。毎月の限定色を含む4色。絵馬にも鈴蘭描かれているんですね!

・おみくじ(おみくじの初穂料はすべて200円)

こちらは縁結びみくじ。小野小町などの歴史的に有名な歌人の恋の歌が記されていて、色合いも美しく、ほのかに花の香りもついていて、読んだ後には栞にもなるおみくじです

こちらも恋文みくじ。「古今和歌集」や「万葉集」などの歌集に収められている和歌(恋文)に秘められた恋愛の助言を読み解き、恋愛成就へと導いてくれるおみくじ。

可愛い人形付きの恋みくじ。一つ一つのお人形さんの表情や着物も違うので、気に入ったものを選んでくださいね!実はこのおみくじには未来の彼や彼女の予想が書かれていて、干支や血液型、年齢差までも詳しく書かれています。もちろん恋愛成就へのアドバイスも書かれているので、ぜひ引いていてください!

まとめ

さて、今回は東京の縁結びの神様として一番名高い東京大神宮をご紹介してきました。東京大神宮では、参拝する方のためのご祈祷や御朱印だけではなく、定期的に様々なイベントも開催しておられるようです。フラワーアレンジメントや風鈴絵付けなど、参拝目的ではなくても神社へ足を運ぶきっかけとなりそうな楽しそうなイベントです。大書道にもチャレンジできるみたいです!東京大神宮 イベント                        日本を訪れる外国人の方向けの英語版のページやお守り・おみくじの紹介も充実しており、随所におもてなしの心が感じられました。もちろん縁結びのご利益が一番有名ですが、その他家内安全・商売繁昌・厄除開運・交通安全・学業成就のご利益もお願い出来ます。単に男女の縁というよりも、仕事や人間関係といった、あらゆる縁結びを応援して下さる神様だと思います。私は関西在住ですが、友達にも薦めてみたいと思います。縁結びを探しておられる方も是非一度参拝されてみて下さいね!

<アクセス>
最寄り駅「飯田橋駅」
・JR中央・総武線
・東京メトロ有楽町線・南北線・東西線
・都営地下鉄大江戸線
(◎各線駅より徒歩約5分です)