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こんにちは、Riruruです!

2021年もコロナ禍に振り回された年でしたが、
2022年の年が明けました。

今年、2022年の干支は勇ましい寅です。
お正月には多くの人が初詣に行きますよね?
実は、寅年の初詣に行くのにふさわしい神社やお寺が…
あるんです!

今回は、寅年にこそ行くべき神社やお寺にはどんなものが
あるかを、お伝えしていきたいと思います。

1. 寅は神様の使い

干支の動物が神社に祀られていることがよくあります。
狛犬ならぬ狛丑とか狛鼠とか・・・
これは、これらの動物が眷属(けんぞく)という神様の
使いとして扱われているからです。

そして、今年の干支である寅も眷属の一つですが、虎は
東西南北の西方を護る聖獣の「白虎」としても知られています。
白虎は風水四神では金運・財運を司る神さまとされています。

眷属として、狛犬ではなく狛寅が鎮座する神社もあります。

2. 寅にまつわる神様とは

では、寅にまつわる神様とはどのような神様なのでしょうか?
実は、寅と毘沙門天を直接結びつけたのは、日本人では
知らない人はいないスーパースター、聖徳太子なんです!

その昔、聖徳太子は仏教を取り入れるかどうかで物部氏と
争いました。その時、奈良県の信貴山で祈りを捧げたところ、
寅の年・寅の月・虎の日・寅の刻に天から毘沙門天が現れて、
戦いの秘策を授けとのこと。

毘沙門天の秘策通りに戦ったところ、無事物部氏に勝利し、
その加護に感謝した太子は自ら四天王像を彫り、建立した
との縁起が奈良県の信貴山朝護孫子寺に伝わっているます。

毘沙門天は四天王と呼ばれる仏教世界を守護する4人の
神様のうちの一人で、毘沙門天はその中の「北の守護神」
を担っています。そして、日本では七福神の一尊とも
なっています。

もっとも有名なのは勝運の神であるということ。源義経、
楠木正成、上杉謙信、武田信玄らに熱く信仰されたことでも
知られています。

そのような理由から、毘沙門天が祀られている神社やお寺には、
寅が眷属として使われるようになりました。
毘沙門天は戦いの神様で強さの象徴なので、明らかに
強く見える寅がその使いとして選ばれたとも言えるでしょう。

3. 寅にまつわる神社・お寺(関西)

・鞍馬寺
まず、京都で狛虎が鎮座するお寺で一番有名なのが鞍馬寺。
源義経が牛若丸と呼ばれる幼少期に修行したお寺として有名
ですよね。また、パワースポットとしてもよく知られています。

奈良時代末期の770(宝亀元)年のころ、鑑真和上の高弟・
鑑禎上人(がんちょうしょうにん)が毘沙門天を祀ったことが
起源とされています。毘沙門天の使いが虎というだけあって、
山内には2組4頭の虎が鎮座。阿吽の虎と呼ばれ、特に大切に
されているそうです。

鞍馬寺の狛虎と、パワースポットとして超有名な五芒星を
かたどった大理石。ここを訪れたら、この大理石の床で
両手を広げて天からパワーをもらいます。

鞍馬寺
TEL:075-741-2003
住所:京都府京都市左京区鞍馬本町1074
時間:9:00~16:15
拝観料:愛山費 300円/ケーブル寄付金大人片道 200円/霊宝殿 200円
定休日:なし/霊宝殿は月曜(祝日の場合は翌日)と12月12日~2月末日まで休館
アクセス:叡山電車鞍馬駅から仁王門まで徒歩3分、本殿まで30分

・信貴山朝護孫子寺(奈良県平群町)
次に虎で有名なのが奈良県の信貴山朝護孫子寺。
信貴山は、聖徳太子が『信ずべし貴ぶべき山』と名付けて、
毘沙門天を祀ったといわれています。

信貴山朝護孫子寺の見どころは何と言っても入ってすぐに
鎮座する全長6mの『世界一の福寅』と呼ばれる大きな張子の
虎!私が初めて行った時も、この張子の虎にはびっくりしました。

また、虎の口から入って体をくぐり抜ける『三寅の福・胎内くぐり』
という、父寅・母寅・子寅が一体となったトンネルがあり、
くぐることで御利益を頂けるそうです。

私が2年前の夏に行った時は三寅の福・胎内くぐりはなかったのですが、
こうしたアトラクション的な楽しみもあれば、お参りが楽しく
なりそうですね!

信貴山朝護孫子寺
TEL:075-741-2003
住所:京都府京都市左京区鞍馬本町1074
時間:9:00~16:15
拝観料:愛山費 300円/ケーブル寄付金大人片道 200円/霊宝殿 200円
定休日:なし/霊宝殿は月曜(祝日の場合は翌日)と12月12日~2月末日まで休館
アクセス:叡山電車鞍馬駅から仁王門まで徒歩3分、本殿まで30分

・建仁寺 両足院
建仁寺の塔頭寺院である両足院(りょうそくいん)。こちらの
鎮守社は毘沙門天堂なので、ここにも、一対の狛虎が
睨みをきかせています。

香炉にも可愛らしい虎が飾られています。こちらは昭和20年に
魚屋さんが奉納したものであることがわかります。

両足院 毘沙門天堂
TEL:075-561-3216(両足院)
住所:京都府京都市東山区大和大路通四条下ル4丁目小松町591
建仁寺山内(両足院に隣接)
時間:8:00~17:00
拝観料:境内自由
定休日:なし
アクセス:京阪祇園四条駅から徒歩5分

4. 寅にまつわる神社・お寺(関東)

・善国寺
善国寺は、東京都新宿区の、都営大江戸線の牛込神楽坂駅より
徒歩3分の地にある日蓮宗の寺院です。飯田橋駅や神楽坂駅からも近く、
神楽坂の町中にあることもあり、参拝者は多いです。
文禄4年(1595年)創建。小さな寺ではあるが、毘沙門天信仰で
有名です。堂宇は戦災焼失し、鉄筋コンクリートで再建されています。

善国寺
TEL: 03-3269-0641
〒162-0825  東京都新宿区神楽坂5-36
【電車でお越しの方】
JR飯田橋駅 西口より徒歩7分

・天現寺
天現寺は東京メトロ日比谷線の広尾駅から徒歩7分の場所にある
臨済宗の寺院。

「寅の年、寅の月、寅の日、寅の刻」にこの世に出現したという
伝承があり、お使いが虎であったとされる毘沙門天を本尊として
祀るこの寺では、2対4体の狛虎が鎮座しています。

こちらが、本堂前に鎮座する狛虎。

こちらは客殿前に鎮座する狛虎です。

毘沙門天が祀られているので狛虎もここに祀られているのですが、
同じ狛虎でも2対の表情が微妙に違っていて可愛らしいですよね。

天現寺
TEL: 03-3446-3333
〒106-0047 東京都港区南麻布4-2-35
【電車でお越しの方】
東京メトロ日比谷線広尾駅下車徒歩約7分

・吉祥寺

吉祥寺は、東京都文京区の、東京メトロ南北線の本駒込駅より北へ
徒歩4分、都営三田線の白山駅からは徒歩9分の位置にある、曹洞宗の
名刹です。

室町時代の長禄2年(1458年)に江戸城内に創建され、徳川家康の
江戸入府の際に駿河台に移転、さらに明暦3年(1657年)の明暦の
大火で焼失し、現在地に移転。

戦前までは大伽藍を誇ったが、第二次世界大戦で経蔵と山門以外
ほぼ焼失してしまいました。
経蔵の前には一対の狛虎が鎮座しています。

こちらもそこまで写実的ではなくゆるく可愛らしい感じの
狛虎さん。

吉祥寺
TEL: 03-3823-2010
〒113-0021 東京都文京区本駒3-19-17
【電車でお越しの方】
東京メトロ南北線本駒込駅から徒歩7分。
都営地下鉄三田線白山駅から徒歩12分

5. 初詣の期間

コロナリスクのこともあり、密を避ける対策が色々な神社で
取られています。参拝に行くと、鳥居をくぐったところや
本殿に向かう途中に消毒液が置かれているところもあります。

そして、初詣も1/1~3までの三日間だけではなく、分散詣
推奨されており、神社によっては
☆1月中
☆2月頃まで:旧暦では「立春」を新しい年の始まりとしているので、
その前日の節分まで
☆3月まで
と幅広い参拝期間を設けてくれているところが多数あります。

また、直接参拝だけでなく、リモート参拝あるいはオンライン参拝
と呼ばれる自宅でパソコンやスマートフォンから気軽にできる
参拝方法なども増えています。

オンラインでも、画面に映し出される神社やお寺の風景から
一体感を感じられるとの感想も。実際の人混みに出るリスクを
避けたい方にはオンライン参拝はとてもいい方法だと思います。

去年の年末はコロナの感染率も上がってきて初詣の人出は
激減しましたが、今年の初詣はだいぶ人出は戻ってきている
ようです。分散参拝もしょうれいされているので、お正月だけ
とは言わず、機会があれば、また、折りに触れてお参りに行くのが
いいかなと思います。

その時はぜひ、狛虎に会いに行って下さいね!