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叶えたい願いがある時、日本人ならどこに行くでしょうか?

ここ最近のパワ―スポットブームも相まって、男女ともに年齢関係なく

神社へお参りに行く人も多いのではないでしょうか?特に、気持ちを

落ち着かせたい時の参拝は日本人にとってとても自然な行為です。

もともと神社にお参りに行くのは日常の行為でした。しかし現代では

お参りだけでなく、厳かな気持ちになりたい、自然に囲まれた場所で

マイナスイオンに囲まれたいなど様々な理由から人気スポットと

なっています。お参りは日常行為ですが、実は、神社参拝にはお願いが

叶えてもらいやすい効果的な方法があるのです。ここではその効果的

なお参り方法を紹介していきたいと思います。

1.お参りにベストな時間帯は?

参拝には一日のうちのどの時間帯が適しているのでしょうか?

諸説ありますが、神社参拝のベストな時間帯は「早朝」だと

言われています。朝の神社は太陽が昇ってくる陽の気配に包まれていて、

境内そのものが新しく生まれ変わるような清々しさに溢れています。

その心地よさは、一度早朝に参拝すると誰でもわかるもの。また、

参拝は早朝でなくても、午前中の方がいいとも言われています。

また、午後四時を過ぎると、境内が陰の気に変わると言われていて

、自然界全体があまりよくない気に変わります。一日中多くの参拝客が訪れ、

その欲や邪念が溢れているのも避けたほうがいい理由の一つでしょう。

ですので、お祭りや大晦日の時以外は、午後四時以降の参拝は

避けるようにしましょう。

2.鳥居のくぐり方、参道の歩き方

様々なパターンがありますが、神社の入り口には鳥居が建っています。

参道の入り口に立っている一番大きな鳥居を一の鳥居、そして社殿に近づ

くにつれて二の鳥居、三の鳥居をくぐって拝殿に近づいて行きます。鳥居

は、ここからがご神域です、という印であり、人間の住む世界と神様の住

まわれる神域との境界線の役割を持っています。鳥居をくぐる前にはまず

神様に「お邪魔いたします」と一礼をしましょう。くぐり方としては、鳥

居の真ん中を通るのは避けるようにしましょう。

参道の真ん中は“正中(せいちゅう)”といって神様が通られる場所なので

す。なので、くぐる時は右か左に寄り、右からくぐる時は右足から、左か

らくぐる時は左足から入り、正中にはお尻を向けないように注意しましょ

う。参道は拝殿まで続いていますが、ここでも左右どちらかに寄って歩く

ようにします。横切る時は、「すみません」と一礼をして横切りましょ

う。

3.手水舎で手を洗う

神社はもともと罪や穢れを祓ってもらいに行くところ。神社の神様は

何より清浄を好まれます。そこで、とても大切な役目を担っているのが

手水舎です。昔は神社の前に“御手洗川”、“禊川”など、参拝の前に

全身を清める風習がありましたが、その名残が手水舎なのです。

参道を進み、拝殿が近づいてくると手や口を清める手水舎があります。

初詣や行事の時など混んでいるときもありますが、混んでいても

手間を惜しまず必ず手と口を清めましょう。

作法としては、まず右手でひしゃくを持って水を汲み、左手を洗い流します。

その後左手に持ち替えて右手を洗い、左手に水を溜めて口をすすぎます。

最後にひしゃくを立てて残った水でひしゃくを洗い流して清め、

元の場所に戻します。

4.お賽銭と鈴、どちらが先?

さて、参道を進んで拝殿に上がり参拝します。その時のお賽銭と鈴の順

番、どちらを先にすればいいのかよく分からない方も多いのではないで

しょうか?これは、特にどちらを先にしなくてはいけないなどの決まりは

ないようですが、私なお賽銭を先にあげています。また、お賽銭の額は特

に決まりはありません。その額によって神様が差別なさることもありませ

んので、気にせずできる範囲でお参りをしましょう。

5.「鈴祓い」の儀式と「拍手(かしわで)」

参拝の時に鈴を鳴らす行為を鈴祓い(すずはらい)と呼び、

「鈴の音色で自分を祓い清める」という意味があります。

鈴には邪気を祓う魔よけの役割もあるので、参拝の時は鈴を

鳴らしましょう。目安としては3回程度でいいと思います。

神社の参拝の基本は「二拝二拍手一拝」です。また、鈴を鳴らした後に

手を叩く柏手という作法ですが、この拍手も大きく響き渡るほど邪気を祓

うと言われています。どちらも祓いの意味が込められているんですね。参

拝の時の立ち位置ですが、参道を通る時は真ん中(正中)は避けますが、

参拝の時は真ん中に立ってもよいと言われています。

まとめ

ここまで神社参拝の際の作法をお伝えしてきました。実際に拝殿の前に立

ちお祈りする時は、まず自分の住所、名前を名乗り、近況を説明して“い

つも見守っていて下さり有難うございます”と感謝の意を伝えましょう。

その上で、叶えたい願いを具体的に伝え、“私が○○を叶えられるように見

守って下さい”と伝えるのがいいとされています。何より、神様は“○○を

叶えて下さい!”とお願いだけを他力本願的に丸投げする人ではなく、そ

のために努力する人を認めて下さるのです。より、効果的な参拝方法で

もっと神様と近くなり、お願いごとを聞き入れてもらうように心がけるこ

とも大切です。ほんのちょっとした心がけで、あなたの神社への参拝は

もっと楽しく心豊かなものになるでしょう。

きっと神様から素晴らしい贈り物が頂けるはずですよ♪