CC: Alpharigid
昨今、神社・仏閣参拝がとても流行っています。それに伴い、
御朱印集めも老若男女、幅広い年齢層の間でちょっとしたブームになっています。
特に、訪日観光客の増加も相まって、京都の神社・仏閣は外国人参拝客、
縁結びなどのご利益にあやかりたい若い女性にも大人気です。
私も今年五月の連休に京都の安井金毘羅堂と八坂庚申堂を訪れましたが、
若い女性達が沢山お参りしていました。
お参りに行った時に参拝の証として神社・お寺から頂けるのが「御朱印」です。
御朱印は各々の神社・仏閣でデザインが異なり見ているだけでも楽しいもの。
この頃は趣向を凝らした綺麗で美しいものからアニメとコラボした楽しい
御朱印まで様々なものがあり、バラエティ豊かです。
でも、御朱印を集めてみたいけど、御朱印ってどうやって集めるの?
ここではそんな素朴な疑問に答えて、御朱印の集め方を紹介していきましょう!
御朱印ってどんなもの?
御朱印とは、神社や寺院に参拝した証として頂ける、日付や寺社・神社名が
墨書きで書かれたものです。
本来、御朱印は神社や仏閣で写経や納経した時にだけ頂けるものでしたが、
現在では参拝すれば頂けるようになりました。参拝した人に頂ける神様や
本尊の分身、それが御朱印で、とても有難いものなのです。
御朱印はそれぞれの神社によって墨書きの文字も印も違い、アート作品のように
美しいので、コレクションのように集める人もいるでしょう。でも、御朱印は
あくまでも神様、仏様の分身として頂くものですから、記念スタンプのように
貰いに行くものではないことを忘れてはいけません。
御朱印はどうやって集めるの?
神社・仏閣へお参りに行くと、お守りやお札などが販売されている箇所が
あります。大抵はその付近に御朱印も頂ける場所(授与所)があります。
人気のある寺社仏閣では人が並んでいるのですぐに分かるでしょう。
先に御朱印帳をお渡しして、書きあがるまで待つのが一般的です。
御朱印の料金は¥300のものが多く、場所によっては¥500のところもあります。
スムーズはお支払いのために小銭も用意しておいた方がいいですね。
せっかく参拝の証として頂く御朱印なのですから、メモ帳やノートではなく
御朱印帳に書いて頂くようにしましょう。各神社・お寺で御朱印帳を
手に入れることができるので、何時までも保存できるように御朱印帳を
購入しましょう。各神社・仏閣だけではなく、大型文具店やお土産物屋さんでも
買うことができます。御朱印帳専門のネットショップもあり、通販で取り寄せて
買うことも可能です。価格は¥1000ぐらいから。せっかく頂いた御朱印が汚れたり
折り目がつかないように、ポーチやカバーなどを一緒に購入するのもよいでしょう。
特にお寺と神社で御朱印帳を分ける必要はありません。また、御朱印は
大体参拝時間内(午前9時~午後4時ぐらい)に頂けることが殆どです。
行列を多く待たなくてはいけないこともあり、行き違いの場合を避けるために
御朱印帳に名前と住所を書いておくとよいでしょう。
御朱印は何が魅力なの?
御朱印は各神社やお寺によって描かれている文字や印も違うので大変美しく、
持っているだけでも嬉しくなるもの。
ただ、お寺と神社の御朱印では基本的な形式が異なります。お寺の御朱印は
中央にご本尊の名前が書かれるのが一般的で、これは「仏様の分身」です。
神社の御朱印は中央に神社名が書かれ、中央には「社紋」や神社名が
入った押印が捺されます。
お寺でも神社でも、右上には「奉拝」と書かれた印が捺され、空いている
スペースに、参拝年月日が記されます。これらの御朱印の文字や印を
読み解くことができれば、より楽しみも増えることでしょう。大体
こんなことが書かれている、という理解があるだけでも違ってくると思います。
やってはいけないこと
・必ず参拝後に御朱印を頂くこと!寺社仏閣へ行くことの一番の目的は
「お参り」です。まずはお参りを先に済ませましょう。
・御朱印は”買う“ものではなく”頂く“もの。お客様気分で行かないよう
にしましょう。
・また、御朱印はお参りした本人に頂けるものですから、出来る限り本人が
自分の足で貰いに行くようにしましょう。ただ、親戚の受験生のための参拝など、
遠方で物理的に参拝が無理な場合はこの限りではありません。必ずしも本人が
参拝しなくてはご利益柄お頂けないということではないのでご安心を。
まとめ
ここまで簡単に御朱印の集め方をご紹介してきました。
神社・仏閣に厳かな気持ちで参拝した証として頂いた御朱印は、
いわば、神様の分身が自分のそばについていて下さるようなもの。
集めることで、日常生活がより充実することは間違いありません。
また、多くの御朱印を頂くということは、より多くの神社やお寺を訪れて
その清涼な「気」に触れ、邪気が祓われるということ。幸せにつながることに
間違いはありません。ぜひ、気軽に御朱印集めを始めてみて下さいね!