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       CC: 松岡明芳

昨今、大流行りのパワースポット巡り。お参りだけではなく、お守りを

購入する人も多いのでは?お守りは私たちにとってとても身近なものですが、

お守りについて色々知らないことも多いのではないでしょうか?

そこで、お守りをどう扱えばいいのか、基本的な疑問について

どのようなものがあるのか調べてみましたので、ご紹介したいと思います。



Q1 お守りって、たくさん持つと神様がケンカするって本当?
A:神さまはケンカしないので沢山身に付けてOK
「お守りを沢山持つと神様がケンカをしてよくないことが起きる」という話

はよく聞きますが、神様同士がケンカすることはありません。

実際ほとんどどの神社で異なる複数の神様が一緒に祀られています。

神話で戦った神様が一緒に祀られていることもあるのですから。


Q2 お守りの大きさや初穂料はご利益に関係ありますか?
A: 身の丈に合ったお守りを頂きましょう
基本的にはどのお守りも一緒です。お守りは神様のご分霊なので、

大きさや初穂料でご利益が異なるとは思われません。お賽銭やお守りに

払うお金は神様への感謝の気持ちを表した「お供え」です。まずは無理をせず、

感謝の気持ちを持って身の丈に合ったお守りを頂ければいいのではないでしょうか。

特別に祈願されたので他より高いお守りも存在します。


Q3:お守りは一年で返さないといけないのでしょうか?
A: 毎年新しいものに替えるとパワーがよみがえります
神社ではお守りは一年程度でお返しし、新しいものに替えることを

薦めています。どんなに大切に扱っていても、一年経てばお守りは汚れてきます。

これは「穢れ」にもつながり、神様に嫌われる状態なのです。新しいものを

頂くことでよみがえりのパワーを頂けるので、一年をめどに新しいものと

交換するようにしましょう。


Q4:お守りはいつ頂けばいいのでしょうか?
A: 必ず参拝してから頂きましょう
基本的には本殿に参拝してから授与所でお守りを頂きます。中には

先にお守りを頂いてから本殿にお参りする人もいるようです。

お守りを頂くのは初詣でもお祭りでもいつでもいいでしょう。


Q5:神社とお寺のお守りって違うのでしょうか?
A: 信仰は違いますが、どちらもあなたを守ってくれます
神社は神道の作法にのっとり日本の神様のご分霊が、お寺では仏様の

ご分身がまつられているのでまったく同じものとはいえません。しかし、

神道は仏教と密接に歩んでいた時代が長いので、特に区別はせず

自分が頂いたお守りを大切に持っていればいいでしょう。ただ、

神社のお守りは神社に、お寺で頂いたお守りはお寺に返しましょう。


Q6:お守りの効力を上げる方法とは?
A: 普段から身も心も美しく。お願いだけでなく行動を!
お守りは自分を守ってくれる存在ですが、普段からの心がけも重要です。

神様は常に真摯に努力して、身も心も美しい人を後押ししてくれるからです。

願いのことばかり考えるのではなく、まず行動を。お守りを持っているのを

忘れるぐらいの方が願いは叶えられるように思います。


Q7:お守りとお札の違いは?
A:お守りは持ち歩けるお札のようなもの
お守りの中には小さなお札が入っていることが多く、実は同じと

言えるでしょう。この小さなお札は御内府や御神府と呼び、

神社によっては別々にいただけるところもあります。お札は

普通持ち歩きませんが、お守りは身に付けて暮らしましょう。

        CC: Filip Table



Q8:そういえば、お守りってそもそも何だろう?
A:基本的に神社で祈祷され、神様の分身が宿っています。
もともとお守りは神社やお寺のお札を小さくして袋に入れて持ち運べるように

したものです。ですから、お守りはパワーストーンやラッキーアイテムのようなもの

とは違い、神様の分身が宿っていて私たちを守って下さるもの。

現在ではストラップやブレスレットのようなものもありますが、基本的に

社頭で出ているものはお祓いされて神様が宿っています。


Q9:お守りはどこに保存しておくのが正解ですか?
A:いつも身に付けて。保管する場合は出来れば神棚に。
かばんなどに身に付けて、いつも持ち歩きましょう。カード型のお守りなどは

いつも身に付けられるように考えられています。かばんに着ける場合は

どうしても扱いが雑になってしまうので、気になるようであれば神棚に

あげておくにもいいでしょう。神棚がない場合は、目線上のところに

半紙などを敷いて置いておくのがいいでしょう。


Q10:お守りの中身は出しても良いのですか?汚れた場合は洗っても
いいのでしょうか?

A:中身を開けるのはおすすめしません。汚れたら返納し、新しいものを頂いて
神社ではご神体の扉を開いて公開することはまずありません。そのため、

神様の分身であるお守りも基本的には開けない方がいいでしょう。

汚れたら返納し、新しいものを頂きましょう。自己流で洗ったりしてはいけません。


Q11:お守りってどうして作られるの?
A:祈祷されて初めて授与できるお守りになります
神社の場合、制作されたものを神前に祀り、お祓いをした後、祝詞をあげ

祈願をします。ここでお守りに魂が入り、授与される状態となります。

金運、縁結びなど、特定の願意のついたお守りは、その願いが叶うように

祈願されています。業者ではなく、神社で手作りしているお守りもあります。


Q12:お守りは郵送してもらえるの?
A:可能であれば直接頂きましょう
お守りは神様の分身なので、基本的には自ら赴いて頂くのが本来の受け方です。

今は郵送して下さるところもあります。しかし、ご利益を頂きたいのであれば、

お守りだけを頂くのではなく、やはり直接参拝してから頂きたいものですね。


Q13:遠方にいて、お守りを頂いた神社に直接返納できない場合はよいの?
A:他の神社に返納してOK
遠方で頂いたお守りは、近くの神社に返納しても問題はありません。

ただし、神社によっては焚き(1月15日前後)までしか受け付けない場合があり、

他社の授与品を受け付けていないところもあります。お寺のものはお寺に、

神社で頂いたものは神社に返しましょう。縁起物などの場合は塩を撒いてお清めし、

一般のゴミとして出す方法もあります。



まとめ

神社やお寺の参拝と同時に、お守りを購入したり頂いたりする機会は

意外に多いもの。でも、基本的なお守りの取り扱いについては知らない人も

多いではないかと思います。

お守りは神様の分身を頂いたとも同義とのこと、肌身離さず持ち歩いて

守って頂きたいものですね。でも、何よりもまずは御参拝して、

神様に常日頃の感謝の気持ちを捧げましょう!そうすれば、

神様もきっと守って下さるに違いありません。